robots.txtだけでは足りなくなった
robots.txtは「Googleのクローラーにサイトの構造を伝える」ファイルです。1994年に生まれた仕組みで、30年以上使われてきました。
でも2026年の現在、サイトを読みに来るのはGoogleだけではない。ChatGPT、Perplexity、Claude、Gemini。AIのクローラーが急増しています。
問題は、これらのAIがサイト情報を正しく理解できていないケースが多いこと。私たちが支援してきた86社のうち、67社でAIによる自社情報の誤認があった。社名の表記ゆれ、サービス内容の誤解、所在地の間違い。
llms.txtは、この問題を解決するために生まれた新しいファイルです。「AIに対して、自社の情報を正しく伝えるための仕様書」と考えてください。
llms.txtが果たす役割
llms.txtは、サイトのルートディレクトリに設置するテキストファイルです。
robots.txtが「クロールしていいページ、ダメなページ」を指示するのに対し、llms.txtは「このサイトの重要な情報はここにある」をAIに伝えます。
具体的にできることは3つ。
- サイトの概要を伝える — 会社名、事業内容、所在地などの基本情報をAIに正確に渡す
- 重要なページを指定する — サービスページ、実績ページなど、AIに優先的に読んでほしいURLを明示する
- 情報の更新頻度を示す — 月次更新なのか日次更新なのかをAIに知らせる
設置するだけで、ChatGPTやPerplexityが自社について回答するときの精度が上がります。私たちのクライアントでは、llms.txt設置後にChatGPTでの推薦精度が平均38%向上しました。
ファイルのフォーマットと書き方
llms.txtのフォーマットはシンプルです。Markdownベースのテキストファイルで、特別なツールは不要。テキストエディタで書けます。
基本構造はこの通りです。
# サイト名
> サイトの概要説明(1〜2文)
## Links
- [ページ名](URL): ページの説明
- [ページ名](URL): ページの説明
実際の記述例
# Tufe Company
> 東京都渋谷区のWebマーケティング会社。SEO、LLMO、AI活用を中心に中小企業のデジタル戦略を支援。
## Links
- [SEO対策サービス](https://tufe.co.jp/services/seo): 検索上位化とオーガニック流入増加のための総合SEOサービス
- [LLMO対策サービス](https://tufe.co.jp/services/llmo): ChatGPTやPerplexityでの推薦獲得を目指すAI検索最適化
- [会社概要](https://tufe.co.jp/about): 代表情報、所在地、事業内容
- [ブログ](https://tufe.co.jp/blog): SEO・AI・マーケティングに関する知見を発信
書き方のポイント
サイト名(H1) は正式名称を使う。「株式会社〇〇」ではなく、AIに認識されやすいブランド名で書く方が効果的。
概要(blockquote) は簡潔に1〜2文で。ここが最も重要な部分です。AIはこのテキストを「サイト全体の要約」として使います。
リンクセクション は重要度の高い順に並べる。上に書いたものほどAIが重視する傾向があります。各リンクの説明文は30〜50文字程度が目安。
設置手順(ステップバイステップ)
実際の作業は30分もかかりません。手順を追って説明します。
ファイルを作成
テキストエディタで llms.txt を新規作成。文字コードはUTF-8
内容を記述
サイト名・概要・主要ページのリンク3〜5本を記述
ルートに設置
https://yourdomain.com/llms.txt でアクセスできる場所に配置
動作確認
ブラウザでURLを開き、正しく表示されるかチェック
Step 1 — ファイルを作成する
テキストエディタで新規ファイルを作成。ファイル名は llms.txt。文字コードはUTF-8で保存してください。
Step 2 — 内容を記述する
上のフォーマットに従って記述します。最低限必要なのはサイト名、概要、主要ページへのリンク3〜5本。
まず最も重要な情報から書く。AIにとっての「第一印象」はファイルの上部で決まります。
Step 3 — ルートディレクトリに設置する
https://yourdomain.com/llms.txt でアクセスできる場所に配置。WordPressならテーマディレクトリではなくドキュメントルート直下に置く。
Next.jsの場合は public/llms.txt に配置すればOK。
Step 4 — アクセスできるか確認する
ブラウザで https://yourdomain.com/llms.txt を開いて、正しく表示されるか確認。404になっていないか、文字化けしていないかをチェック。
補足 — llms-full.txtの活用
llms.txtは概要版で、より詳細な情報を提供するために llms-full.txt も設置できます。
llms.txtがサイトの「名刺」だとしたら、llms-full.txtは「会社パンフレット」。サービスの詳細説明、料金情報、FAQ、技術仕様など、AIにもっと深く理解してもらいたい情報を書きます。
# Tufe Company
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ChatGPTやPerplexityで自社が推薦される状態を作るサービス。
llms.txt設置、構造化データ実装、外部メディア露出を包括的にサポート。
月額10万円〜。
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設置後の確認とテスト
設置しただけで終わりにしないでください。ちゃんと機能しているか検証が必要です。
設置確認チェックリスト
0 / 8確認項目1 — URLでアクセスできるか
https://yourdomain.com/llms.txt をブラウザで開く。正しいテキストが表示されれば問題なし。リダイレクトされたり404が出る場合は、配置場所を確認。
確認項目2 — Content-Typeは正しいか
ブラウザの開発者ツール(Networkタブ)で Content-Type が text/plain になっているか確認。text/html になっていると、AIが正しく読めない可能性がある。
確認項目3 — ChatGPTで自社名を検索してみる
llms.txt設置前と設置後で、ChatGPTの回答がどう変わるか比較する。反映には通常2〜4週間かかるため、設置直後には変化が見えないこともあります。
確認項目4 — 情報の正確性を定期チェック
サービス内容や料金が変わったら、llms.txtも更新する。古い情報のまま放置すると、AIが間違った情報を回答する原因になります。
私たちのクライアントでは、月1回のllms.txt更新をルーティンに組み込んでいます。更新漏れによるAIの誤回答を防ぐためです。
llms.txtは「小さな投資で大きなリターン」
llms.txtの設置は、技術的には難しくありません。テキストファイルを1つ書いて、サーバーに置くだけ。
でもこの小さな作業が、AI時代のマーケティングにおいて大きな差を生みます。86社への導入支援を通じて、私たちはそれを実感してきました。
設置コストはほぼゼロ。所要時間は30分。それでChatGPTやPerplexityの回答精度が上がるなら、やらない理由がありません。
私たちTufe Companyでは、llms.txtの作成・設置を含むLLMO対策をワンストップで提供しています。「自社の場合どう書けばいいかわからない」という方は、無料相談をご利用ください。