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LP の CVR を AI で書き換える — 30 秒で 3 案出す実践ワークフロー

LP のヒーローコピー / CTA / メリット訴求を AI で書き換える具体ワークフロー。プロンプト・原則・運用コツ、失敗パターン、A/B テスト設計まで実践レベルで解説。

「LP の CVR を上げたい」相談で最初に詰まる場所

「LP の数字が伸びない」と相談されるとき、9 割の場合で詰まっているのは「書き換えのアイデア」です。

外注するとコピーライターに ¥30,000〜 / 5 営業日。社内で考えても「3 案出してみたが、どれも同じような表現」になる。

そこで AI を使うのは正解ですが、プロンプトを 1 行で投げても、使えるコピーは出てきません

この記事では、Tufe Market の CVR Rewrite Report で実際に運用しているワークフローを公開します。

全体フロー

1. LP 構造の機械読み取り (1 分) 2. 切り口を 3 種類選ぶ (1 分) 3. 各切り口でヒーロー / CTA / メリット訴求を 3 案ずつ生成 (5 分) 4. 改善解説をつけて社内共有 (3 分) 5. A/B テスト設計 (10 分)

合計 20 分。コピーライター発注の 5 営業日を 20 分に圧縮できます。

ステップ 1: LP 構造の機械読み取り

人間が読み流している情報を、AI に正確に把握させます。fetch + 簡易 HTML パースで以下を抽出:

  • <title> / <meta name="description">
  • <h1> / <h2> 一覧
  • <button> <a> の文言で「申し込み」「相談」「問い合わせ」「資料」「無料」を含むもの (CTA 候補)
  • 本文の冒頭 4,000 文字

これでサイトの「現状コピー」を構造化できます。

ステップ 2: 切り口を 3 種類選ぶ

ヒーロー書き換えで使える主要な切り口:

切り口名使いどころ
ベネフィット先行初訪問が多い LP「予約電話の取りこぼしをゼロにする」
共感ヘッダー業界関係者向け「夜の予約対応を続ける夜勤、もう不要です」
Job To Be Doneサービス業「忙しい時間帯に予約を取る、を AI に任せる」
数値ベースエンプラ向け「1 ヶ月で 1,200 件の予約を自動応答」
反証ヘッダー業界懐疑層向け「『AI に予約は任せられない』と言っていた頃の話」

LP の読み手プロフィールに応じて 3 つ選ぶ。AI に「どれにしますか」と聞くと選びすぎて凡庸になるので、人間が決めることが重要。

ステップ 3: 各切り口でコピーを 3 案ずつ

ここで AI に投げるプロンプトの構造:

入力: LP のタイトル / H1 / H2 一覧 / 本文抜粋 / 業種 / 規制 出力: Markdown 形式 ## ヒーロー書き換え 3 案 ### 案 A — タイプ: <切り口名> - 見出し: 30〜45 文字 - サブコピー: 70〜110 文字 - 何を変えたか: 1〜2 行 ルール: - 景表法 / 薬機法 / 業種別の規制に抵触する語は使わない - 「最高」「絶対」「必ず」「〇倍」は禁止 - 数値を使うなら出典が必要

このプロンプトを入れて gpt-4o で生成すると、即使える書き換え案が出てきます。

CTA 文言は「主 CTA」と「補助 CTA」で別々に。各 12 字以内で 3 案ずつ。

メリット訴求は「Before / After」5 セットの形式。Before はサイトの現状文、After はベネフィット翻訳後。

ステップ 4: 改善解説をつけて社内共有

書き換え案だけ送ると、デザイナー / マーケが「なぜこの方が良いか」を理解せずに却下することがあります。

解説に必須の要素:

  1. 現状診断(CVR を阻害している要因 上位 3)
  2. 適用したコピー原則(PAS / FAB / Job To Be Done / 認知負荷削減 等)
  3. 計測すべき KPI
  4. 社内展開チェックリスト

これがあると、社内のステークホルダーが「OK、それで A/B テストしよう」と動きやすくなります。

ステップ 5: A/B テスト設計

主 CTA の 3 案を一気にテストするのは、トラフィックが多い LP に限ります。

中小規模の LP では:

  • 第 1 期 (2 週間): 現状 vs 案 1
  • 第 2 期 (2 週間): 勝者 vs 案 2
  • 第 3 期 (2 週間): 勝者 vs 案 3

トーナメント方式が安全です。

ありがちな失敗 5 パターン

1. AI 出力をそのまま掲載

「業界最高峰」「圧倒的な実績」など、景表法に抵触する表現が混ざることがあります。必ず人間が校正する。

2. 全ページのコピーを一気に書き換える

失敗時にどこが効いたか分からなくなる。1 ページずつ、要素ずつ書き換える。

3. 数値を AI が捏造

「導入実績 1,200 社」のような出典のない数値を AI が出すことがあります。実数を確認してから掲載。

4. プロンプトに「業種」を入れない

「飲食店」「歯科」「不動産」など業種を明示しないと、汎用的な表現になります。業種別規制も伝える。

5. A/B テストを 3 日で終わらせる

有意差が出る前に判断すると誤った勝者を採用します。最低 2 週間は回す。

CVR Rewrite Report の使い方

毎回プロンプトを書く時間がない場合は、Tufe Market の CVR Rewrite Report ¥2,980 で。

  • LP の URL を入れる (10 秒)
  • 無料プレビューで 1 案を確認 (30 秒)
  • ¥2,980 を Stripe 決済 (60 秒)
  • ヒーロー 3 案 + CTA 3 案 + メリット Before/After 5 セット + 改善解説 がメールに届く (60-120 秒)

合計 4 分弱。社内コピーライター発注の 5 営業日と外注の ¥30,000〜 が、買い切り ¥2,980 / 4 分に圧縮されます。

まとめ

  • AI でコピーを書く価値は「アイデア量」と「速度」。
  • プロンプトに業種・規制・切り口を構造的に入れることが品質の境目。
  • A/B テストの設計とセットで運用する。
  • 1 度きりではなく、月 1 回の見直しで PMF に近づく。

関連リソース

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