SNSで「いいね」はつく。でも売上に繋がらない。
Instagramのフォロワーは5,000人。投稿へのいいねも平均200。でもECサイトの売上は月10万円以下。
このパターンに心当たりはありませんか。私たちが支援したEC事業者の54%が、この状態でした。
原因はSNSの運用力ではありません。「SNS→ECサイト→購入」の導線が設計できていない。投稿を見た人が商品ページにたどり着くまでに、3〜4回の離脱ポイントがある。
この記事では、SNSからECサイトへの購入導線を具体的に設計する方法を整理します。
SNSから購入に至るまでのファネル
まず、SNSからECサイトで購入が完了するまでの流れを数字で見ましょう。
Instagram投稿を10,000人が見たとします。プロフィールに遷移するのは2,500人(25%)。ECサイトへ遷移するのは800人(8%)。商品ページまで到達するのは400人(4%)。購入完了は80人(0.8%)。
この0.8%という数字は、導線が「設計されていない」状態の平均値です。私たちが導線を最適化したケースでは、購入完了率が3.0%まで改善しました。3.8倍の差です。
改善のポイントは各ステップの離脱を減らすこと。特に「プロフィール→ECサイト」と「ECサイト→商品ページ」の2箇所が最大のボトルネックです。
SNSからECサイトまでの導線と離脱率
プラットフォーム別の導線設計
SNSプラットフォームごとに、EC導線の設計方法は異なります。私たちが効果を検証した施策を3つのプラットフォームで整理しました。
最も重要なのはストーリーズのリンクスタンプです。フォロワー数に関係なく使えるこの機能を活用していないECアカウントが多い。リールには商品タグを連携。ハイライトにはカテゴリ別の導線を設置。
TikTok
プロフィールにリンクまとめページを設置。動画のコメント欄にURLを固定。TikTok Shopが利用可能な場合は連携する。TikTokの特性上、1つの動画がバズったときにECへの導線がないと機会損失が大きい。
LINE
リッチメニューにEC導線を設置するのが基本。セグメント配信で購入履歴に応じたおすすめ商品を送る。クーポン配信はCVRを平均1.8倍に改善。LINEはリピーター施策に最も強いチャネルです。
- ストーリーズにリンクスタンプ
- リール→商品タグ連携
- ハイライトにカテゴリ別導線
TikTok
- プロフにリンクまとめ
- コメント固定でURL誘導
- ショップ機能との連携
LINE
- リッチメニューにEC導線
- セグメント配信で再購入促進
- クーポン配信でCVR向上
導線改善で売上はここまで変わる
「本当に導線だけで変わるのか?」。よく聞かれます。私たちが支援したアパレルEC 3社のデータを紹介します。
SNS→EC遷移率は2.5%から8.1%に改善。EC購入CVRは0.8%から3.0%に。SNS起点の月間売上は18万円から72万円に、4倍になりました。
改善にかかった期間は約2ヶ月。やったことは3つだけ。Instagramプロフィールの導線整理、ストーリーズリンクの定型化、SNS流入者向けのランディングページ作成。
広告費の追加投資はゼロです。既存のSNSフォロワーからの売上を最大化しただけ。
導線改善による実績変化(アパレルEC 3社平均)
SNS→EC導線のチェック項目
最後に、自社のSNS→EC導線を診断するためのチェックリストを用意しました。
SNSプロフィールのリンク先がECサイトのトップページになっていませんか。トップページではなく、SNS訪問者向けに設計した専用LPに誘導するのが正解です。
UTMパラメータの設定も忘れがちなポイント。これがないと、GA4でSNS別のCVRが把握できません。どのSNSからの流入が最もCVRが高いかを把握して、リソースを集中させる判断ができなくなります。
SNSの「フォロワー数」より「導線の質」
フォロワー10万人で月商50万円のアカウントがある。フォロワー3,000人で月商100万円のアカウントもある。違いは導線設計の有無です。
SNS運用を頑張ることと、SNSから売上を作ることは別のスキル。投稿のクオリティを上げる前に、まず「見た人が買える導線」を整えてください。
Tufe CompanyではSNS×EC連携の導線設計を支援しています。「SNSからの売上を増やしたい」という方は、まず無料のSNS導線診断からどうぞ。