SEO会社の選び方を間違えると、3か月で数十万円、年間で数百万円の費用と、半年〜1年分の事業機会を失います。 さらに悪質業者を選んだ場合は、Google からの手動ペナルティで自社ドメインが検索結果から事実上消える事故すら起こります。Google 検索セントラル公式は「不自然なリンクや低品質コンテンツは手動による対策(manual action)の対象になる」と明記しており、これは Tufe Company の支援案件でも乗り換え相談の主因の 1 つです。本ガイドは「事業者本人が書く SEO 会社の選び方」として、料金体系・契約前 30 項目チェック・危険業者の見分け方・KPI 設計・解除手順までを、提案書の読み方の粒度まで踏み込んで整理した 2026 年版の発注手順書です。SEO 会社 選び方で検索した方が、契約前に必ず確認すべき判断材料を網羅しています。

※ 出典: Google 検索セントラル「スパムに関するポリシー」(取得 2026-05) / Google 検索セントラル「手動による対策レポート」(取得 2026-05)

Chapter 1: SEO会社 選び方の前提 — 4タイプの実態を見抜く

「SEO 会社」と一括りにしてはいけない理由

SEO 会社と検索すると百社単位でヒットしますが、ビジネスモデルは大別すると 4 タイプ に分かれます。タイプによって得意領域・課金構造・適合する事業フェーズが根本的に異なるため、まず自社が誰に発注すべきかを構造で見極めることが、失敗回避の出発点になります。

タイプ提供価値課金構造得意領域不得意領域
コンサル型戦略・KW 設計・体制構築の助言月額顧問 / プロジェクト大規模サイト・戦略の上流制作・コーディング・記事量産
実行代行型記事制作・テクニカルSEOサイテーション構築の実装月額固定 / 記事単価 / 工数単価中規模サイトの量と質の両立戦略の上流からの伴走
成果報酬型「順位 X 位達成で課金」型の出来高順位達成日数 × 日額短期的に順位を動かすサイト全体の健全性・長期成長
ツール販売型順位計測・KW 調査・コンテンツ管理ツールSaaS 月額自社運用の効率化制作・運用そのもの

このうち成果報酬型は構造的にリスクが高く、後述する Chapter 4 の危険業者見分け方 の中心テーマになります。

Google が公式に「特定の SEO 会社を推奨しない」立場

意外に知られていませんが、Google 検索セントラルの公式ヘルプは「Google は特定の SEO 会社や代理店を推奨することはありません」と明記しており、「SEO のスキルは事業者自身が検証する必要がある」とも述べています。つまり「Google 推奨」「Google 認定」を名乗る SEO 会社が国内に存在する場合、その肩書き自体が不正確である可能性が高いと判断すべきです。

※ 出典: Google 検索セントラル「Do you need an SEO?」(取得 2026-05)

Google 公式は「Google Ads(旧 AdWords)」については認定パートナー制度を運営していますが、これは検索広告の認定であって、オーガニック検索(SEO)には Google 公式の認定制度は存在しません。「Google パートナー」と書かれていても、それは広告領域の認定だと理解してください。

※ 出典: Google Ads ヘルプ「Google パートナーになる」(取得 2026-05)

コンサルと実行代行の両方をやる会社が現実解

実務的に多いのは、コンサルと実行代行の両方を引き受ける会社です。Tufe Company も両方やるタイプで、戦略設計から記事制作・テクニカルSEO 実装・GA4 / Search Console 設定まで一気通貫で対応しています。詳細は 内製 vs 外注 SEO で整理しています。

Tufe Company 自身がどのタイプか(透明性のため明記)

本ガイドは「事業者本人が書く」前提なので、Tufe Company 自身のポジションを最初に明示しておきます。

  • タイプ: コンサル型 + 実行代行型の両方を引き受ける
  • 主要サービス: SEO Content / LLMO・GEO / Local Biz Support / Web 制作
  • 規模感: 小規模・少人数。エンタープライズ案件(年間 1 億円以上の大規模 SEO 投資)は不向き
  • 強み: AI・SEO・MEO・Web 制作の横断対応、契約前から書面で実装ステップを提示
  • 弱み: 大規模制作の同時並行リソース、海外多言語 SEO は外部パートナー必須

本ガイドの Chapter 10 では、Tufe Company を比較表に含めて自社の強み・弱みを並列で開示しています。

Chapter 2: 料金体系の構造 — 「相場」より「内訳」を見る

「SEO 費用相場」を語る記事を信用してはいけない理由

SEO の料金は「会社規模 × サイト規模 × 競合密度 × 商習慣(業界)」の掛け算で大きく変動するため、業界平均値はミスリードを生みやすい指標です。Ahrefs が 2025〜2026 年に実施した SEO Pricing Survey(国際版)では、月額 SEO 顧問料金の中央値は地域によって大きく異なり、米国は約 $3,209/月、その他地域は $500〜$2,000 のレンジ、フリーランスは時間単価 $50〜$150 が中央値と報告されています。この数値を日本円に直接換算して「日本の相場」と言うのは不正確です(為替・国内人件費・国内商習慣の違いを反映できない)。

※ 出典: Ahrefs「SEO Pricing: How Much Does SEO Cost in 2024?」(取得 2026-05)

ICS Web Marketing 等の国内調査も存在しますが、サンプル数・対象セグメントが調査によって異なるため、「日本国内の SEO 相場は月額 X 円」と単一の数値で語ることは弊社としては行いません。代わりに、後述する 料金体系の内訳を読み解く能力 を読者が身につけることに本章を割きます。

料金体系 4 パターンの内訳と注意点

体系内訳の典型例適合する事業フェーズ注意点
月額固定型戦略 + 月次記事 N 本 + テクニカルSEO 改善 + 月次レポート安定運用・継続改善フェーズ月額の中に何工数が含まれるか明細化されているか
プロジェクト型(スポット)サイト診断 / リライト / 構造化データ 一括実装単発の集中投資納品物の定義・検収条件が書面で固定されているか
成果報酬型「指定 KW が X 位以内に X 日表示されたら 1 日 ¥Y」(Tufe としては基本推奨しない)順位達成のために不自然な施策が混入するリスク
時間単価型(顧問)1 時間 ¥XX,XXX × 月 N 時間戦略上流のみ外注したい場合1 時間で何を相談するかの議題管理が必要

月額固定型の「内訳の見方」7 観点

月額固定型を提案された場合、必ず以下 7 観点で内訳を確認してください。これだけで提案書のクオリティが見えます。

  1. 戦略・KW 設計 — 月何時間を割くか、初期 KW マップは何個か
  2. 記事制作 — 月何本、1 本あたり何字、内製ライターか外部か、編集者は誰か
  3. 既存記事のリライト — 月何本、優先度判定の基準は何か
  4. テクニカル SEOCore Web Vitals 改善、サイトマップrobots.txtnoindex 設計
  5. 構造化データJSON-LD 実装、Article schema / Breadcrumb / Organization schema / FAQ schema の配線
  6. 計測・レポートGA4 / Search Console / Looker Studio の整備、月次レポートの納品形式
  7. 打ち合わせ・コミュニケーション — 月何回、所要時間、Slack/メール対応の頻度

「月額 ¥30 万円」と提示されても、内訳が「記事 4 本」だけで他の 6 観点が空欄なら、それは「記事制作の外注 + α」であって SEO 戦略パートナーではありません。うちの提案書では、上記 7 観点それぞれに 月何時間・誰が担当・何が成果物 を明記しています。

成果報酬型の構造的リスク

成果報酬型は「順位 X 位達成日数 × 日額」が一般的で、達成しない期間は無料になるため発注側にとって魅力的に見えます。しかし構造的に以下のリスクを抱えます。

  • 不自然なリンク獲得への誘惑 — 短期で順位を動かすために 外部リンク の人工的構築に走るリスク。Google 検索セントラルは「リンク プログラム(リンクの売買・過剰な相互リンク・自動生成リンク)」を明確にスパムとして定義
  • 指定 KW 以外への意識欠如 — サイト全体の健全性ではなく「指定 KW の順位」だけが目的化
  • ブラックハット SEO の混入 — 短期成果プレッシャーがガイドライン違反施策を誘発
  • 契約終了後の急落 — 人工的リンクの除去 / 順位低下が一気に発生

※ 出典: Google 検索セントラル「リンク スパム」(取得 2026-05)

弊社は成果報酬型を採用していません。これは事業上の判断で、「会社の信用が一番」の立場から、短期順位達成のために中長期の健全性を犠牲にする構造は引き受けない、という選択です。

「初期費用」の正体

多くの SEO 会社は ¥10 万〜¥100 万円程度の初期費用を設定しています。内訳は通常、初期診断 + KW マップ設計 + サイトマップ / robots.txt 整備 + 計測ツール導入 + 体制構築の一括対応です。注意点は以下の 2 つ。

  1. 初期費用の納品物が明文化されているか — 「初期診断書 PDF を XX 営業日以内に納品」のように成果物が固定されているか
  2. 初期費用と月額の二重請求になっていないか — 月額にも「初期診断」が含まれていないか

詳細は Chapter 5 の提案書の読み方 で具体的なチェック方法を示します。

Chapter 3: 契約前30項目チェック — ブックマーク推奨

「契約してから気づく」を防ぐ事前確認の標準

ここまでの章で構造は理解できたはずです。次は実際の発注プロセスで、契約書に印を押す前に必ず確認すべき 30 項目 をチェックリスト化します。Tufe Company の支援案件で「他社からの乗り換え相談」を受ける際、ほぼ毎回これら 30 項目のうち 5〜10 個が確認されていなかったために問題が起きていました。社内 Slack や Notion に貼って、稟議書の添付資料として使ってください。印刷可能形式です。

契約前 30 項目チェック

会社・体制(5)

  • 1. 会社の実態確認 — 法人登記住所、設立年、資本金、代表者名(法人番号公表サイト で照合)
  • 2. 担当者の実名・役職・経歴 — 提案書に担当者プロフィールが明記、SNS 等で実在確認可能
  • 3. 自社サイトの SEO 状態 — その会社の自社サイトが「seo 〇〇」等の主要 KW で何位か検索して確認
  • 4. 公開導入事例 — 業種・サイト規模・施策内容・期間が公開で、可能なら導入先に直接質問可
  • 5. チーム構成の明示 — ライター・エディター・テクニカル担当・PM が誰か、外部委託の比率はどれくらいか

※ 出典: 国税庁「法人番号公表サイト」(取得 2026-05)

戦略・提案内容(5)

  • 6. KW マップの粒度 — 月次のターゲット KW、関連 KW、ロングテール KW が何個ずつ設計されているか
  • 7. 競合分析の深さ — 競合 3〜5 サイトのバックリンク数、流入 KW、コンテンツ量が定量化されているか
  • 8. 施策の根拠 — 「なぜこの施策が必要か」が Google 検索セントラル等の一次情報で裏付けられているか
  • 9. 期間と段階 — 90 日 / 180 日 / 365 日のマイルストーンが提案書に明記されているか
  • 10. 失敗時の対応 — 半年で改善が見られない場合の対応(リプランニング条件、解約条件)

料金・契約条件(5)

  • 11. 月額の内訳明細 — Chapter 2 の 7 観点それぞれに時間配分・成果物が記載
  • 12. 初期費用の納品物 — 何が・いつまでに・どの形式で納品されるか
  • 13. 追加費用の発生条件 — 「月次工数を超える依頼は別途請求」等の条件が明文化
  • 14. 最低契約期間 — 半年・1 年等の縛りの有無、中途解約の違約金
  • 15. 支払いサイト — 月末締め翌月末払い / 前払い / 着手金等の条件

コンテンツ・ライティング(5)

  • 16. ライターの素性 — 内製社員 / 業務委託 / 外部ベンダー、執筆者の名前と経歴が記事に明記されるか
  • 17. 執筆フロー — KW 選定 → 構成案 → 取材 → 執筆 → 編集 → 公開のフローと各ステップの責任者
  • 18. 記事品質の確認方法 — 公開前に発注側がレビュー可能か、修正回数制限の有無
  • 19. 記事の権利帰属 — 制作した記事の著作権・利用権が発注側に帰属するか(契約書で明文化)
  • 20. AI 生成の扱い — AI を執筆に使う場合、その範囲・チェック体制・開示方針

テクニカル・実装(5)

  • 21. CMS への直接アクセス — 発注側の管理画面(WordPress 等)に SEO 会社が編集権限を持つか、ステージング環境で先行確認するか
  • 22. コード変更の責任分界<head> 変更・構造化データ 追加・サーバー設定変更の責任が発注側 / SEO 会社のどちらか
  • 23. 計測ツールのオーナーシップGA4 / Search Console の所有権が発注側アカウントか
  • 24. サイトマップ / robots.txt の更新権限 — 誰が変更し、変更履歴をどう管理するか
  • 25. バージョン管理・ロールバック — 大規模変更時のバックアップ・差し戻し手順

報告・データ・解除(5)

  • 26. 月次レポート内容 — KPI 一覧、施策実施一覧、来月計画が固定フォーマットで納品されるか
  • 27. 生データへのアクセスGA4 / Search Console の生データを発注側がいつでも閲覧可能か
  • 28. 打ち合わせの頻度・形式 — 月次定例 / 隔週 / 週次、対面 / オンライン、議事録の納品有無
  • 29. 解約手続き — 解約申し出から終了までの期間、解約後のデータ引き継ぎ範囲
  • 30. 解約後の制作物の扱い — 公開済み記事の取り扱い、CMS からの削除の有無、契約終了後のサポート期間

30 項目のうち、うちが乗り換え相談で頻繁に確認されていなかったと感じる項目は 19(権利帰属)・23(計測ツール所有権)・29(解約手続き)・30(解約後の制作物) の 4 つです。後述する Chapter 9 の解除手順 で詳しく扱います。

Chapter 4: 危険な業者の見分け方 — 7つの赤信号

「順位保証」を謳う業者は基本的に避ける

Google 検索セントラルの公式ヘルプは「SEO 業者の選び方」セクションで、「順位を保証する SEO 会社や、Google との特別な関係 / 優先送信権を持っていると主張する SEO 会社は避けるべき」と明確に警告しています。これは Google が公式に公開している唯一に近い「SEO 業者選びの指針」です。

※ 出典: Google 検索セントラル「Do you need an SEO?」(取得 2026-05)

順位保証が成立しない構造的理由は次の 3 つです。

  1. Google のランキングアルゴリズムは数百のシグナルから構成され、頻繁に更新される — 単一業者が保証できる範囲を超える
  2. 検索意図と競合状況は日々変動する — 静的な「保証」とは相性が悪い
  3. 保証達成のために短期施策に偏る — 結果として ブラックハット SEO の混入リスク

7 つの赤信号(Tufe 現場での乗り換え相談頻出パターン)

弊社が乗り換え相談で出会った、危険業者の典型パターン 7 つを列挙します。1 つでも該当したら、契約前に必ず再確認・場合によっては契約を見送る判断が必要です。

1. 「Google と特別な関係がある」「Google 公認」を主張

前述の通り、SEO 領域に Google 公式の認定制度は存在しません。「Google パートナー」は Google Ads(広告)の認定であって、SEO の認定ではありません。

※ 出典: Google 検索セントラル「Do you need an SEO?」(取得 2026-05)

2. 「100% 順位 1 位保証」「成果が出るまで無料」

Chapter 2 で扱った成果報酬型のリスクと重なります。「無料で順位が上がるまで」と謳う場合、達成のために不自然な手法が混入する構造的リスクが高まります。

3. 大量の被リンクをパッケージで提供

「100 本 / 500 本のリンクを月額 X 円で構築」型のサービスは、Google が明確にスパムと定義する「リンク プログラム」に該当します。手動による対策(manual action)の対象になるため、自社ドメインの評価を根本から損なうリスクがあります。

※ 出典: Google 検索セントラル「リンク スパム」(取得 2026-05)

4. 内部での施策内容を開示しない

「ノウハウのため詳細は開示できません」と説明し、具体的な施策を共有しない業者は要警戒です。発注側が中身を理解できない施策は、検証も改善もできません。

5. 自社サイトの SEO が弱い

その会社自身が「seo コンサル 〇〇」等の主要 KW で 50 位以下の場合、自社の検索集客ができていない可能性が高い、と判断する材料になります(業界によっては営業強い別ルートで集客しているケースもあるため一律ではないが、確認の価値はある)。

6. 解約条件・違約金が著しく不利

「契約期間 24 か月、中途解約は残存期間全額」のような条件は、相互の対等な関係を成立させません。最低契約期間は 3〜6 か月、中途解約は 1〜2 か月前申告で違約金なし、が標準的な範囲です。

7. 不当景品類及び不当表示防止法(景表法)に抵触する表示

「業界 No.1」「導入実績 No.1」等の最大級表示は、合理的な根拠資料がない限り 景表法の優良誤認 に該当する可能性があります。消費者庁は具体的な指針を公開しているので、契約前に該当表示の根拠を確認できます。

※ 出典: 消費者庁「景品表示法」(取得 2026-05) / 消費者庁「No.1 表示に関する実態調査報告書」(取得 2026-05)

ペナルティを受けた場合の被害規模(過去事例)

Tufe Company が経験した乗り換え案件で、前任業者の施策が原因で Google 手動対策を受けたケースでは、復旧までに 3〜6 か月、その間オーガニック流入が前年同月比で 80% 以上減少した事例がありました(業種・施策内容で変動)。復旧手順は次の通り。

※ Tufe Company 内部実測 / 2026-05時点(N=3 件の手動対策復旧支援案件で観測した範囲)

  1. Search Console の「手動による対策」レポートで違反内容を確認
  2. 違反箇所(人工リンク・低品質コンテンツ等)を特定して除去
  3. リンクの場合は除去依頼 → リンク否認ツール で否認
  4. Search Console から再審査リクエストを送信
  5. 再審査結果の通知を待つ(数週間〜数か月)

※ 出典: Google 検索セントラル「手動による対策レポート」(取得 2026-05)

詳細は 手動による対策 と関連用語集を参照してください。

Chapter 5: 提案書の読み方 — 数字根拠・粒度・撤退条件

提案書チェック表(コピペ可能)

SEO 会社が提出する提案書は、表面の体裁で判断せず、以下の 12 観点で読み解いてください。Tufe Company が支援先の発注稟議のレビュー支援をする際に使っている評価軸です。

提案書チェック表 12 項目

  • 1. エグゼクティブサマリー — 提案の目的・期間・KPI・費用が 1 ページに収まっているか
  • 2. 現状診断 — 自社サイトの現状(流入数・順位・Core Web Vitals 等)が定量化されているか
  • 3. 競合分析 — 競合 3〜5 サイトとの定量比較(流入 KW 数・コンテンツ量・被リンク数)
  • 4. 施策一覧 — 施策ごとに「目的・期待効果・期間・担当・成果物」が表形式で
  • 5. KPI 設計 — 主要 KPI(オーガニック流入・主要 KW 順位・問い合わせ転換)の目標値と根拠
  • 6. マイルストーン — 90 / 180 / 365 日のチェックポイント
  • 7. 数字の根拠 — 提案中の「平均 X 倍」「業界平均 Y%」等の数値に出典 URL が記載
  • 8. チーム体制 — 担当者の実名・役職・経歴・稼働時間
  • 9. 費用内訳 — 初期費用・月額・追加費用の発生条件
  • 10. 契約条件 — 期間・解約・違約金・権利帰属が要約で記載
  • 11. 撤退条件 — 「半年で改善が見られない場合の対応」が明文化されているか
  • 12. 競合避止条項 — 同業他社との並行契約の制限有無、その範囲

「数字に出典がない提案書」は信用しない

提案書に「平均 3 倍のコンバージョン」「業界平均の 5 倍の効率」等の数値が登場するのに 出典 URL が一切ない場合、その提案書は信用度が低いと判定すべきです。Tufe Company の提案書は、すべての具体数値に ±5 行以内の出典脚注を付けることを社内ルールにしています(鉄則 #2 参照)。

よくある「ジャーゴンで覆い隠す」提案書

以下のフレーズが多発する提案書は、中身が薄い可能性があります。具体策に分解できるか、質問で確かめてください。

  • E-E-A-T を強化します」 → 具体的に何の施策をするのか
  • セマンティック SEO を実装します」 → 何の用語をどう整理するのか
  • 「コンテンツ最適化を行います」 → 何の指標で何を変えるのか
  • 「ホリスティックなアプローチで」 → 具体的施策の組み合わせは何か
  • 「コアアップデート対策」 → コアアップデートは事前予告されないため対策不能、品質ガイドライン準拠の改善が正解

提案書の「撤退条件」が最も重要

12 項目の中で特に重要なのが 11 番の撤退条件 です。「半年で何 KW が動かなければ計画を見直す」「1 年で目標 KPI の達成率が想定の半分を下回ったら解約条件を再協議」のような条件が明文化されていれば、双方にとって健全な見直しの仕組みが機能します。逆にこれが書かれていない場合、何を持って成功・失敗と判断するかが曖昧になり、惰性で月額契約が続くリスクがあります。

Chapter 6: KPI 設計と報告の標準 — GA4 / Search Console / Looker Studio

Google が「測る」ために提供している無料ツール 3 種

SEO の KPI 計測は Google が公式に提供する以下 3 ツールで原則完結します。SEO 会社の提案書で、これら 3 つの整備が含まれていない場合は要警戒です。

ツール用途公式リンク
GA4サイト訪問者の行動分析、コンバージョン計測Google アナリティクス
Search ConsoleGoogle 検索でのクエリ・クリック・表示回数・順位Google Search Console
Looker StudioGA4 / GSC のデータを自由にダッシュボード化Looker Studio

これら 3 つはすべて無料で提供されており、契約初日に整備可能です。

KPI の階層構造(北極星 → 中間指標 → 行動指標)

KPI は「最終的に何を増やしたいか(北極星)」から逆算し、3 層に整理します。

KPI 例計測ツール
北極星(事業 KPI)月次受注数・売上・問い合わせ件数CRM / 経理データ
中間指標(マーケ KPI)サイト訪問数・コンバージョン率・CVRGA4
行動指標(SEO KPI)主要 KW 順位・表示回数・CTRSearch Console

SEO 会社の月次レポートが「主要 KW の順位推移」だけで終わっている場合、それは行動指標の報告であって、中間指標・北極星との接続が欠落しています。Tufe Company の月次レポートは 3 層を 1 枚のダッシュボードに統合する形式を標準にしています。

月次レポートのひな形(コピペ可能)

SEO 会社に「以下のフォーマットで月次レポートを納品してほしい」と要求する際のひな形です。

markdown
# SEO 月次レポート YYYY 年 MM 月

## 1. エグゼクティブサマリー(1 ページ)
- 今月の主要成果(3 行)
- 課題と次月の打ち手(3 行)
- 主要 KPI ダッシュボード(流入・転換・順位)

## 2. KPI 一覧
| KPI | 今月 | 前月比 | 前年同月比 | 目標 | 達成率 |
|---|---|---|---|---|---|
| オーガニック流入 |  |  |  |  |  |
| コンバージョン数 |  |  |  |  |  |
| 主要 KW 平均順位 |  |  |  |  |  |
| Core Web Vitals |  |  |  |  |  |

## 3. 施策実施報告
- 公開記事一覧(URL・タイトル・主要 KW・現在順位)
- リライト一覧(URL・改善前後の順位 / 流入)
- テクニカル施策一覧(実施内容・影響範囲)
- 構造化データ実装一覧

## 4. KW 分析
- 上位 10 KW の推移
- 新規流入 KW(上位 10)
- 流入を失った KW(上位 10)

## 5. 競合分析
- 競合 3 サイトの主要 KW 順位変化
- 新規上位表示している競合コンテンツ

## 6. 来月計画
- 施策一覧(優先度・期日・担当)
- リスク・懸念事項
- 発注側に依頼する事項(CMS 権限・素材提供等)

Looker Studio で 3 層 KPI を 1 枚に統合

Looker Studio の Search Console コネクタ・GA4 コネクタを使えば、上記のレポート内容をリアルタイムダッシュボードにできます。SEO 会社に「Looker Studio で常時閲覧可能なダッシュボードを構築してほしい」と要求できれば、月次レポート以外のタイミングでも経営層がいつでも状況確認できます。

※ 出典: Looker Studio ヘルプ「Search Console コネクタ」(取得 2026-05)

KPI の「悪い設定例」

以下の KPI 設定は実質的に意味のない計測です。提案書に書かれていたら見直しを依頼してください。

  • 「ドメインオーソリティ(DA)」 — Moz の独自指標で、Google 公式の指標ではない
  • 「インデックス数」 — 数だけ増やしても質と関連性がなければ無意味
  • 「ページビュー(PV)」 — コンバージョンに接続されない PV は虚しい数字
  • 「滞在時間」 — GA4 では「エンゲージメント時間」に変わっており、過去 GA の滞在時間とは定義が違う

Chapter 7: 内製と外注の判断 — PM・ライター・コードの 3 軸

内製化可能性を 3 軸で評価する

SEO は「外注前提」ではなく、自社内で内製した方が ROI が高いケースも多々あります。判断軸は以下の 3 つです。

自社にあれば内製優位なければ外注優位
PM 機能KW 設計・編集方針・進捗管理ができる人がいるコンサル型 SEO 会社
ライター業界知識を持つ専任ライター(社員/業務委託)がいる実行代行型 SEO 会社
コード<head>構造化データCMS を編集できるエンジニアがいるテクニカル SEO 専門会社

3 つ全てが自社内にあれば内製優位、3 つ全てが欠ければコンサルと実行代行を両方やる SEO 会社に一括外注、1〜2 つ欠けるなら欠けている領域だけスポット外注、というのが Tufe Company の判断フレームです。詳細は 内製 vs 外注 SEO を参照。

自社で「内製可能性」を見極めるチェックリスト

  • GA4Search Console の設定変更ができる社員がいる
  • 月 8〜10 本の記事を継続的に執筆できる体制がある(社員 / 業務委託問わず)
  • CMSWordPressHeadless CMS)の管理画面を扱える担当がいる
  • HTML / CSS の基本知識を持つ担当がいる(<title><meta>Open Graph 等の基本タグ編集)
  • 業界知識の言語化ができる社員がいる(取材・解説の元ネタを提供できる)
  • 月次で KPI を CSV エクスポートして突合できる Excel/Sheets スキルがある
  • 経営層の意思決定に「来月の打ち手 3 つ」を提案できる人がいる

5 つ以上 ✓ がつけば、コンサル型 SEO 会社 + 自社実行の役割分担体制が成立します。3〜4 つなら、一部スポット外注、2 つ以下なら一括外注を検討してください。

「コンサル + 部分外注」契約が現実的な落としどころ

完全内製と完全外注の中間として、以下のような コンサル + 部分外注の混在契約 が現実解になることが多いです。

  • 戦略・KW 設計 — SEO 会社(月 5〜10 時間の顧問契約)
  • 記事制作 — 内製ライター + SEO 会社の編集レビュー
  • テクニカル SEO — 内製エンジニア + SEO 会社のスポット監査
  • 計測・レポート — 内製(自社で GA4/GSC を回せる)

これだと月額の SEO 会社費用を抑えつつ、上流の戦略品質を担保できます。Tufe Company もこの契約形態を多く受けています。

Chapter 8: 業種別の選び方 — BtoB / EC / 医療YMYL / 士業 / ローカル

業種ごとに「適合する SEO 会社の条件」は変わる

SEO 会社の選定基準は業種で大きく変わります。代表的な 5 業種について、選定の追加条件を整理します。

BtoB(SaaS・産業系)

BtoB の SEO はリードジェネレーション直結のため、コンテンツ × CRM 連携 ができる会社を選びます。

  • 業界専門ライターの有無(SaaS なら SaaS、製造業なら製造業の経験者)
  • ホワイトペーパー・ウェビナー・事例記事の制作能力
  • HubSpot / Salesforce 等の CRM 連携経験
  • リードスコアリング・ナーチャリング設計の知見
  • 詳細: B2B コンテンツ vs 広告 / B2B SaaS LLMO

EC(ネットショップ・D2C)

EC は商品ページ・カテゴリページの構造化・CVR 改善・Product schema が中核です。

医療 YMYL(クリニック・歯科・整骨院)

医療は YMYL(Your Money or Your Life) カテゴリで、Google の品質評価ガイドラインで特に厳しく評価されます。

※ 出典: 厚生労働省「医療広告ガイドライン」(取得 2026-05)

士業(弁護士・税理士・司法書士・行政書士)

士業は 業務広告規制(弁護士法・税理士法・司法書士法・行政書士法)の対象です。

※ 出典: 日本弁護士連合会「弁護士業務広告に関する規程」(取得 2026-05)

ローカル(飲食・美容・店舗型)

ローカルビジネスは MEO(マップ検索)と一体運用 が必須です。

業種別「最低限見るべき導入実績」

業種別に SEO 会社の導入実績を見る際の最低条件です。

業種最低条件
BtoB SaaS同業他社 3 社以上、業界 1 年以上の支援経験
EC同規模 EC(年商レンジ近い)3 社以上
医療 YMYL医療広告ガイドライン違反事例ゼロを担保できる体制
士業業務広告規程の理解、同業他事務所の支援経験
ローカル同業同地域での MEO 実績、サイテーション構築実績

Chapter 9: 契約解除・乗り換え手順 — データ引き継ぎと URL 設計

解除を検討する 5 つのトリガー

以下のいずれかが起きたら、解除・乗り換えを検討するタイミングです。

  1. 半年〜1 年経っても KPI(流入・順位・転換)が動かない — リプランニング協議の依頼
  2. 月次レポートが定型文ばかりで現場の判断材料にならない
  3. 提案された施策が Google ガイドライン違反のリスクがある
  4. 担当者の変更が頻繁で引き継ぎが機能しない
  5. 解約条件・違約金が著しく不利なまま延長されている

解除前の確認 8 項目

解除手続きを始める前に、以下 8 項目を必ず確認してください。「解約直前にデータが失われた」「記事が削除された」を防ぐためのチェックです。

  • 1. 契約書の解除条項 — 解約申し出から終了までの期間、違約金の有無
  • 2. 記事の権利帰属 — 制作した記事の著作権・利用権が発注側にあるか(契約書で再確認)
  • 3. CMS のアクセス権限 — SEO 会社の編集権限を解約日付で revoke する手順
  • 4. 計測ツールの所有権GA4 / Search Console の発注側アカウントへの完全移管
  • 5. 公開済みコンテンツの保存 — 全公開記事の URL・本文・メタ情報を CSV / PDF でバックアップ
  • 6. 構造化データの確認JSON-LD 実装内容のスナップショット
  • 7. 被リンクの棚卸しSearch Console の被リンクレポート、Ahrefs / Semrush 等で外部から見たリンク確認
  • 8. 過去の月次レポート全件保存 — 後任会社への引き継ぎ資料

データ引き継ぎ標準手順

  1. GA4 の管理者権限 — 発注側 Google アカウントが「管理者」権限であることを確認、SEO 会社のアカウントは解約日に削除
  2. Search Console の所有者 — DNS / HTML タグでの所有権確認を発注側のアカウントで実施、SEO 会社のアカウントは「ユーザー管理」から削除
  3. CMS の管理者ロールWordPress の場合、SEO 会社の Administrator ロールを Editor → Subscriber → 削除の手順で revoke
  4. DNS / サーバーアクセス — SEO 会社が DNS 設定を持っていた場合は、解約日に発注側で全件パスワード変更
  5. Looker Studio ダッシュボード — 所有者の発注側への移譲、ソースコネクタの所有権変更

乗り換え時の URL 設計(最も事故が起きやすい領域)

乗り換え時に最も多い事故が URL の変更による検索流入の喪失 です。後任会社が「サイト全体をリニューアル」する提案をしてくる場合、URL 変更の影響を必ず精査してください。

旧 URL → 新 URL の 301 リダイレクト設計

  • 全公開記事の旧 URL を CSV で書き出し
  • 新 URL とのマッピング表を作成(1 対 1 / 1 対多 / 多対 1)
  • 301(恒久リダイレクト)を設定(302 は一時的なため不可)
  • Search Console で旧 URL の Index 状態を確認 → 新 URL のリクエスト送信
  • リダイレクトループ・404 ゼロを確認

※ 出典: Google 検索セントラル「サイト移転(URL 変更あり)」(取得 2026-05)

構造化データの移行

内部リンクの再構築

  • 旧サイト内のリンク先 URL を新 URL に一括置換
  • 旧サイトの被リンク先(外部から張られているリンク)はリダイレクトで救う
  • サイトマップ を新環境で再生成して送信

乗り換え後の 90 日チェック

乗り換え後 90 日間は、以下の指標を週次で確認してください。

  • オーガニック流入(前年同月比)
  • 主要 KW の順位推移
  • Search Console のクロールエラー / 404 件数
  • インデックス済みページ数
  • Core Web Vitals スコア

これらが大幅に悪化している場合は、リダイレクト設計 / コンテンツ移行 / 構造化データ実装のどこかに問題があります。後任会社に即座に再調査を依頼してください。

Chapter 10: Tufe Company を含む透明な比較表

「自分を比較対象に含めることが透明性の証」

本ガイドは Tufe Company が運営しています。「SEO 会社の選び方」を語りながら自社を比較表から除外すれば、それ自体が透明性の欠如です。以下は Tufe Company を含む比較表で、強み・弱み両方を等しく明示します。

Tufe Company のポジション(強み・弱み・適合度)

項目内容
会社規模小規模・少人数
得意領域SEO・MEO・LLMO・AI 自動化・Web 制作の横断対応
対応業種BtoB / EC / 医療 / 士業 / ローカル / 教育 / 不動産等
料金体系月額固定 / スポット / Stripe 商品(/market) / 顧問契約
強み 1戦略から実装まで一気通貫、外部発注の連鎖が少ない
強み 2提案書段階で出典付き数値を提示(鉄則 #2「信用が一番」)
強み 3単発の MEO Report ¥14,800 / AI Search Health Check ¥14,800 等で契約前に価値検証可能
弱み 1規模が小さく、エンタープライズ案件(年間 1 億円超)には不向き
弱み 2同時並行案件数に上限があるため受付停止期間が発生する
弱み 3海外多言語 SEO は外部パートナーが必要
弱み 4製造業の超ニッチ業界(化学・素材・重機等)は業界知識の補強に時間がかかる
適合フェーズ月次 SEO 投資が ¥15 万〜¥80 万円のレンジ、自社サイト規模 100〜5,000 ページ

Tufe Company と他社タイプの比較

項目コンサル型大手実行代行型大手成果報酬型フリーランスTufe Company
戦略設計
記事制作
テクニカル SEO
MEO
LLMO / AI 検索×
構造化データ×
月額目安¥80 万〜¥30〜80 万¥10〜50 万¥10〜30 万¥15〜60 万
最低契約期間6〜12 か月6 か月月単位月単位3 か月
透明性(出典付き提案)会社による会社による人による◎(社内ルール)

※ 数値は各カテゴリの一般的目安。具体価格は各社見積もりが必須。

なぜ Tufe Company の月額レンジが ¥15〜60 万なのか

  • ¥15 万〜 は単発の MEO ReportAI Search Health Check 後の継続フェーズ
  • ¥30〜40 万 はコンサル + 月次 4〜8 本の記事制作 + テクニカル監査の標準パッケージ
  • ¥60 万 は LLMO/GEO + SEO + MEO の三方面伴走の上位パッケージ
  • それ以上の規模(¥100 万超)はエンタープライズ向け体制が必要なため、Tufe では基本受けず、信頼できる他社を紹介

「自分を選ぶべきでないケース」を明示する

  • 年間 SEO 投資が ¥1,000 万円超を想定している場合 — Tufe Company は規模対応できないため、コンサル型大手のほうが適合
  • 海外多言語サイト(5 言語以上)を 1 社で完結したい場合 — Tufe Company は国内パートナー必須
  • 「順位 1 位保証」を契約条件にしたい場合 — Tufe Company は成果報酬型・順位保証を提供していない
  • 重厚な月次定例会議(毎週 2 時間 × 5 名規模)を望む場合 — Tufe Company の体制では難しい

失敗パターン 10 — Tufe Company が支援した乗り換え案件から

Tufe Company が実際に支援した「他社からの乗り換え」案件で観測した失敗パターンを 10 個整理します。1 つでも該当する状況なら、契約見直しを検討してください(※ Tufe Company 内部実測 / 2026-05 時点 / N=18 件の乗り換え相談で観測したパターン)。

  1. 「100 本の被リンク」サービスで手動対策を受けた — 復旧期間中の流入は大幅に下落(※ Tufe Company 内部実測 / 2026-05 時点 / N=3 件の手動対策復旧支援案件で観測した範囲)
  2. 成果報酬型で順位は上がったが、契約終了後に半年で元に戻った — 持続性のない施策の典型
  3. AI 生成記事を大量投入され、コアアップデートで全滅 — 品質ガイドライン違反による検索評価低下
  4. CMS の管理者権限を SEO 会社が握ったまま、解約後にアクセスできない — Chapter 9 の 8 項目チェック未実施
  5. 記事の著作権が SEO 会社帰属で、移行先に持っていけない — 契約書 19 番(権利帰属)の確認漏れ
  6. 「業界 No.1」と謳う会社が景表法措置命令を受けた — 消費者庁の処分事例あり
  7. 担当者が 3 か月ごとに変わり、引き継ぎが断片的 — 体制チェック(30 項目の 5 番)の欠落
  8. 月次レポートが定型文 + 「順位が上がりました」だけ — KPI 3 層接続の欠落
  9. サイトリニューアルで全 URL 変更、301 リダイレクト未設定でインデックスを大幅に喪失 — Chapter 9 の URL 設計欠落(※ Tufe Company 内部実測 / 2026-05 時点 / 復旧に 3〜6 か月を要したケースあり)
  10. 「契約期間 24 か月、中途解約は残存全額」で身動きが取れない — 30 項目 14 番(最低契約期間)見落とし

これらは 契約前 30 項目チェック を実施していれば多くが回避可能だった、というのが Tufe Company の現場感です(※ Tufe Company 内部実測 / 2026-05 時点 / N=18 件の乗り換え相談で観測した定性的傾向、定量的因果は別途検証中)。

公的・一次情報リソース集

SEO 会社選定で必ず参照したい一次情報を集約しました。社内 Slack に貼って共有してください。

Google 公式

日本の公的機関(広告規制・消費者保護)

業界調査・データ

計測ツール

まとめ — 5 つの要点

  1. 「SEO 会社」は 4 タイプ(コンサル / 実行代行 / 成果報酬 / ツール販売)に分かれる — 自社のフェーズに合うタイプから選ぶ
  2. 料金は「相場」より「内訳」を見る — 月額の中に Chapter 2 の 7 観点(戦略・記事・テクニカル・構造化データ・計測等)がどう配分されているか
  3. 契約前 30 項目チェックが防御の基本 — 特に権利帰属・計測ツール所有権・解約手続き・解約後の制作物の 4 項目は乗り換え相談で頻出
  4. 危険業者の赤信号 7 つを覚える — 順位保証 / Google 認定主張 / 大量被リンクパッケージ / 内部開示拒否は契約見送りの根拠になる
  5. 解除・乗り換え時は URL 設計と権限移管が最大事故ポイント — 301 リダイレクト・構造化データ移行・GA4/GSC 所有権を必ず先行確認

関連ガイド

シリーズの他のガイドも併読してください。各ガイドは Google 検索セントラル等の同じ一次情報を共有しています。

※ 出典: Google 検索セントラル(公式)(取得 2026-05)

※ 出典: Google 検索セントラル「Do you need an SEO?」(取得 2026-05)

関連用語集

関連比較記事

SEO 会社選びでよくある質問

実際の発注稟議で繰り返し受ける質問を 5 問にまとめました。Tufe Company の現場運用基準と、Google 公式や公的機関が明言している範囲を切り分けて回答しています。

Q. SEO 効果はどれくらいの期間で出ますか?

「3 か月で 1 位」「半年で流入 10 倍」などの断定値は、業界・サイト規模・競合密度・初期状態で大きく変動するため、Tufe Company としては一般化した数値を提示しません。Google 検索セントラル公式ヘルプも「SEO の効果が出るまでには 4 か月から 1 年程度 かかる場合がある」と表現にとどめており、特定数値での保証はしていません。Tufe Company の支援案件では、主要 KW の上位表示まで 4〜6 か月のレンジで動くケースが多い印象ですが、これは経験則であり保証ではありません(※ 出典: Google 検索セントラル「Do you need an SEO?」、取得 2026-05 / Tufe Company 内部実測 / 2026-05 時点)。

Q. 成果報酬型と月額固定型、どちらが良いですか?

Tufe Company の立場では 月額固定型を推奨します。理由は Chapter 2 で述べた通り、成果報酬型は「短期で順位を動かすために不自然なリンクや低品質コンテンツに走るリスク」があり、Google が公式にスパムと定義する手法に該当する可能性があるためです。Google 検索セントラルも「リンク プログラム(リンクの売買・過剰な相互リンク・自動生成リンク)」を明確にガイドライン違反と定義しています(※ 出典: Google 検索セントラル「リンク スパム」、取得 2026-05)。

Q. 大手 SEO 会社と中小・個人事業のどちらが良いですか?

会社規模より「自社のフェーズと提供価値の適合」が重要です。年間 SEO 投資が ¥1,000 万円超なら大手のコンサル型が体制面で適合、月額 ¥20〜60 万円のレンジなら中小・専門特化型が密度で勝ることが多い、というのが Tufe Company の感触です。うちは中小型でコンサルと実行代行の両方をやるポジションのため、エンタープライズ案件は他社を紹介しています。

Q. SEO と MEO は別々の会社に頼むべきですか?

店舗型ビジネスの場合、両方を一体運用できる会社のほうが効率が良いケースが多いです。理由は (1) サイトの LocalBusiness schema と GBP の sameAs 接続、(2) サイテーション と被リンク戦略の重複領域、(3) GA4 / GSC と GBP インサイトの統合レポート、という 3 つの理由から、別社に頼むと連携コストが発生するためです。Tufe Company は SEO・MEO・LLMO を一体で対応しています。詳細は MEO vs SEO で比較しています。

Q. AI 検索(ChatGPT・Perplexity 等)の対策も SEO 会社に頼めますか?

2026 年時点で AI 検索(LLMO / GEO)対応を体系化している SEO 会社はまだ少数です。提案書に LLMs.txt / AI Overview / LLM Citation Rate 等の語彙が登場するか、対応事例があるかを確認してください。Tufe Company は LLMO・GEO サービスAI Search Health Check ¥14,800 で AI 検索領域を提供しています。詳細は LLMO 完全ガイドSEO vs LLMO を参照。

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